中野氷川神社 / 東京都中野区

 神社情報



中野氷川神社(なかのひかわじんじゃ)

御祭神:須佐之男命・稲田姫命・大己貴命

旧社格:村社
例大祭:9月14日・15日

所在地:東京都中野区東中野1-11-1

最寄駅:東中野駅・中野坂上駅
公式サイト:─

 御由緒


中野の氷川神社

 この神社は、旧中野村の総鎮守で、創建は長元三年(1030)に武蔵一の宮である埼玉県大宮市の氷川神社から勧請したものと伝えられています。室町時代の応永年間に社殿を改築した伝えもありますから、中野村の開発とともに鎮座も古いことがうかがわれます。

 祭神は須佐之男命・稲田比売尊・大己貴尊の三柱で、例祭は九月十四・十五日ですが、もとは二十六・二十七日の両日でした。

 江戸時代には総護摩行が行われ、湯立神楽をあげ、淀橋・上宿・下宿・西町・仲宿・打越・囲・原の氏子がそれぞれの地区の幟や提灯の美を競いました。豊年には、獅子舞・相撲・力石くらべなども行われて、近在をあげての盛大な行事になっていました。明治・大正期の巡行はいまも語り草になっています。

 拝殿にある中世の石の狛犬をはじめ、境内には中野の歴史を語る多くの遺品があります。

昭和五十七年二月
中野区教育委員会
(※境内の掲示より)

 参拝情報


参拝日:2015/10/26

 御朱印

初穂料:50円

社務所にて。

※別紙のみのご対応で日付は自分で記入式。
※社名部分は墨書きではなく印刷によるもの。

中野氷川神社




 考察

 中野村の総鎮守

中野区東中野に鎮座する神社。

旧中野村の総鎮守とされ、旧社格は村社。

正式名称は「氷川神社」であるが、他との区別のため「中野氷川神社」とさせて頂く。

 源頼信による勧請

社伝によると、長元三年(1030)に源頼信が平忠常の乱を平定する際、「武蔵一宮 氷川神社(大宮氷川神社)」より勧請したと伝えられている。

応永年間(1394-1428)には当社の別当寺である「宝仙寺」の僧聖永が社殿を改築。

文明九年(1477)には、江戸城築城で有名な太田道灌が豊島氏を攻める途上、当社に参拝し戦勝祈願しており、凱旋後に社殿を再建している。

江戸時代には中野村の総鎮守として崇敬を集めた。

文化・文政期(1804年-1829年)に編纂された『新編武蔵風土記稿』には当社についてこう書かれている。

(中野村)氷川社

除地、一町二段八歩、村の中央よりは東南の方によりてあり、本社は一間に八尺、本地十一面観音の立像長一尺七寸五分なるを安ず、前立に素盞嗚尊・稲田姫・大己貴命の木像三軀を安す。各長一尺七寸二分、拝殿三間半に三間、鳥居二基あり、一基は木にて、一基は石なり、左右に松檜並びたてり、鎮座の年代詳ならず、正五九月廿七日神酒を供す、村内宝仙寺の持。

中野の鎮守であり、別当寺が現在の中野区中央にある「宝仙寺」だった事が分かる。

鳥居も二の鳥居まであり村の鎮守として、中々の規模だった事が伺える。

また言い伝えでは、祭礼になると盛大な行事として盛り上がったようだ。

明治になり神仏分離で別当寺とは分離し、村社に列している。

明治・大正期には神輿や山車の巡行があり、実に見事だったという。

 鍋屋横丁の由来となった人物の寄進鳥居

明治十年(1877)に拝殿を改築。

明治十五年(1882)に本殿を改築している。

現在の社殿は昭和四十四年(1969)に明治百年を記念して改築されたもの。

重厚感のある造りで中々に見事。

また境内には中野の歴史を感じさせてくれる品が多く残っている。

大久保通り側からの入口から入った三の鳥居(石段の上)は、鍋屋勘右衛門が寄進したもの。

近くにある鍋屋横丁の語源ともなった人物。

他にも供養塔や、三猿が彫られた庚申塔など、歴史を感じさせるものが現存しており見どころが多い。

御朱印は社務所にて。
別紙のみの頒布となり、社名部分は印刷によるもの。
日付が入ってない状態で渡されるため、日付入れは自分で行う必要がある。
その代わりなのか、初穂料は50円との事。

 所感

旧中野村の総鎮守として崇敬を集めた当社。
大久保通りと山手通りに沿うように鎮座しているのだが、中々に広く整備された境内が魅力。
大通り沿いにありながら静けさを感じる境内は素晴らしいものだと思う。
江戸時代、そして明治・大正と語り継がれる賑わいだった祭礼だが、現在も例大祭の日になると大変盛り上がり、中野区内最大級のお祭りとりして、中野に住む人にとって特別なお祭りの1つとなってる。
中野の歴史を感じさせてくれる良社に思う。

 Google Maps


 神社画像

[ 一の鳥居・社号碑 ]

[ 参道 ]
[ 参道・燈籠・二の鳥居 ]

[ 二の鳥居・三の鳥居 ]

[ 狛犬 ]

[ 手水舎 ]


[ 参道・拝殿 ]

[ 拝殿 ]

[ 狛犬 ]

[ 塩竈神社・稲荷神社 ]

[ 御嶽神社・北野神社 ]

[ 庚申塔(三猿) ]

[ 神楽殿 ]

[ 神輿庫 ]

[ 忠孝の碑 ]

[ 社務所 ]

[ 一の鳥居・社号碑(山手通り側) ]

[ 境内(山手通り側) ]

[ 二の鳥居(山手通り側) ]

[ 狛犬 ]

[ 案内板 ]

 Google Maps


    脚注
  • 当ブログに掲載している情報は筆者が参拝時の情報です。最新のものではない可能性がありますのでご理解下さい。
  • 当ブログ内の古い資料画像は「国立国会図書館デジタルコレクション」の「インターネット公開(保護期間満了)」から使用しています。
  • その他、筆者所有以外に使用した資料画像がある場合は別途引用元を明示しています。
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