御朱印を頂いた御朱印帳。
寺社巡りをしていると御朱印帳も増えてしまいがち。
御朱印帳の保管方法に悩まれる方がも多いようです。
個人的にオススメな保管方法や総桐箱の御朱印帳ケースをご紹介。
御朱印帳の保管に悩んでいる方は、是非ご一読下さい。
御朱印帳の保管方法
全ページ埋まった御朱印帳、未使用のまま使用する機会を待っている御朱印帳など、寺社巡りを続けていると御朱印と共に御朱印帳が増えていく方も多いと思います。
昨今の御朱印ブームによって、オリジナルの御朱印帳を用意する寺社も増え、デザイン面でも素敵な御朱印帳が増えたというのも理由に挙げられるでしょう。
さらに店頭やネットなどでも魅力的な御朱印帳が多く売られるようになり、御朱印帳が増えやすい環境となりました。
そうした中、御朱印帳の保管について、悩まれる方も多く、筆者も質問される事があります。
よく聞く保管方法は以下の3つ。
一般的にはこうした保管をされる方が多いのではないでしょうか。
どれが正解という事はありませんし、こうすればよい、というものではありません。
各自好きなように保管すればよいですし、自分の環境に合った保管方法を見つけるのがよいでしょう。
但し、確実に言えることは「粗末に扱うべきではない」という事。
寺社から頂いた自分だけの御朱印が残った御朱印帳であり、参拝の思い出として、神仏とご縁を結んだ証として、大切に扱って頂きたいです。
寺社側もそれを望んでいますし、寺社巡りをされた方だからこそ、そうした気持ちも自然と芽生えるのではないでしょうか。
御朱印のもらい方(拝受方法)については下記をご覧下さい。
オススメの保管方法
各自、自分に合った保管方法を見つけて頂きたいというのを前提とした上で、個人的にオススメする保管方法があります。
それは上掲した3つのうち「専用の入れ物(ケース)を用意する」というもの。
まずは3つの保管方法のメリットやデメリットを見ていきましょう。
神棚に置く
御朱印帳を神棚に置くというのは、大切に扱っている証拠でもありますし素晴らしい事です。
筆者も御朱印を拝受し始めた頃は、御朱印帳を神棚の近くに置いていました。
しかし、御朱印帳の数が増えると、中々そうはいかなくなるのも事実。
場所を取るようになりますし、神棚の周辺をゴチャゴチャさせるのも嫌でしたので、結局「専用の入れ物(ケース)を用意する」事となりました。
また、現代社会では神棚がない家庭も多いとは思います。
そういう意味でも、難しくなってしまいます。
本棚に置く
本棚のような棚に置いて並べるという方法。
これなら御朱印帳の数がかなり増えても対応する事ができます。
一方で、神棚に比べるとやや粗末に扱っているように見えなくもありません。
それに一般的な本棚の場合は、埃なども付着しがちです。
そのため、個人的には「専用の入れ物(ケース)」を用意するのがオススメです。
専用の入れ物(ケース)を用意する
個人的にオススメしたい保管方法がこちらです。
専用ケースを用意する事で、保管場所の確保にも繋がりますし、埃やダメージなどからの防止にも繋がります。
冊数が増えてもケースを増やす事で対処できます。
大切に神棚の近くにケースごと置くといった事も可能。
一番融通が効くのがこの保管方法ではないでしょうか。
専用ケースについては、正直なところ御朱印帳に合うサイズなら何でもよいです。
埃防止のために蓋が付いたタイプが断然オススメです。
100円均一ショップに売られているようなケースを使用されている方もいらっしゃいますし、ホームセンターなどで用意する方、自作する方など様々。
この辺は、ご自分で適したものを探してみて下さい。
オススメは総桐箱の御朱印帳ケース
こうした事を踏まえた上で個人的にオススメの御朱印帳ケースをご紹介します。
オススメするのは千糸繍院というショップが出しているオリジナルの総桐箱の御朱印帳ケース。
現在はAmazonのみで販売を行っています。
桐箱だから高級感があり、保管に適しているのでオススメです。
桐材の魅力
家具に使われる材料の中で、ゆがみや変形等の少ない材質です。狂いが少なく長期間に亘り形状を崩さず、軽量なので持ち運びにも便利です。
桐材は害虫を寄せ付けにくい特長があり、防虫効果・抗菌効果に優れています。基本的には防虫剤などを必要としない素材です。
火に強く水にも強い為、火災の場合でも安全と言われています。桐は他の木材に比べ着火点・発火点が高いため燃えにくいのが特徴です。着火点:270℃で発火点:425℃。
質の良い総桐箱や総桐箪笥は、素材が呼吸しているので内部は一定の湿度に保たれます。湿った外気には膨張して外からの湿気を防ぎ、逆に空気が乾燥すると湿気を発散し収縮と、湿度に敏感に反応するため気密性に優れ、内部の湿度を一定に保つことにより、中の物を長期間に渡り保護します。収納物を湿気によるカビやダメージから保護する事において桐は、透湿性が高く、通気性も優れているため、日本特有の高温多湿の気候風土には最も適しています。
以上の特性から大切な物の保管に適しています。
御朱印帳の保管で気を付けたいのが、埃・汚れ・湿度などです。
埃や汚れは蓋付きのケースなら問題ないと思いますが、特に湿度の管理が意外と大変。
紙製ですし御朱印は墨書きを頂きますので、湿度には気を付けたいところです。
そういう点でも、日本の風土に適した桐材というのは御朱印帳と相性が良いと言えるでしょう。
12冊用御朱印帳ケースのレビュー
御朱印帳を何冊入れるかでサイズが幾つか用意されています。
筆者が使用しているのは12冊用ですので、そちらを画像を載せながら紹介させて頂きます。
2016年の夏に購入し、現在は5箱所持しています。
夏でも冬でもよい状態を保てていましたので、2017年2月に3箱目を購入した際のレビューです。
(ショップから一切金銭を受け取っていませんし自腹購入ですのでステマではありません。)
Amazonが発送する形ですので、注文してから到着まで早いです。
ぴったりサイズのダンボールで、プチプチの緩衝材に包まれて送られてきます。
取扱の注意書きなどが中に入っています。
丁寧に作られた生地仕上げの総桐箱。
御朱印帳が12冊入る大きさですので、そこそこの大きさ。
内寸:214×124×190mm
桐箱の蓋には「御朱印帳」の金箔押し文字。
高級感があり御朱印帳専用のケースとして作られているのが魅力。
蓋を開けると、底も深く、蓋の高さも余裕のある作り。
蓋と箱の重なりが二重になる印籠式で、閉じた時に丈夫で密閉性が高く外気の影響を受けにくいのが特徴。
実際に御朱印帳(11cm×16cm)を入れると御朱印帳専用に作られたケースだけあって収まりが良い。
12冊用との事でしたが、御朱印帳の厚み次第ではこのように13冊収納可能です。
横幅も若干の余裕があるため、大サイズの御朱印帳も収納する事ができます。
筆者の手持ちですと「日光東照宮」の四百年式年祭記念御朱印帳が横幅が窮屈で収納できませんでした。
他サイズの桐箱も用意されているので、12冊用の場合は一般サイズ用(11cm×16cm)にするのが無難かもしれません。
※大は小を兼ねると云うように、一番大きな20冊用サイズが特にオススメです。
筆者は毎日和服で生活しているため、着物の収納用に桐箪笥を好んで使用しているのですが、そうした桐箪笥とも引けを取らず、よい作りの桐箱です。
廉価なものは合板で仕上げたものが多い中、しっかりと厚みがある総桐箱で、丁寧に作られた素晴らしい出来です。
商品販売ページ(Amazon)
以下、Amazonの商品ページを掲載しておきます。
寺社とご縁を結び、思い出としても残る御朱印帳は、大切に保管したいもの。
桐材は保管に適した素材であり、御朱印帳専用に作られた総桐箱のケースは、個人的にもとても満足な品で、現在は12冊用を4箱用意しています。
もちろんこれ以外にも良い保管方法はあるでしょうし、好みなどもあると思います。
自分に合った保管方法を見つけて、大切に御朱印帳を保管して下さい。