古峯神社 / 栃木県鹿沼市

御由緒

大芦川の源流に近い緑なす渓間、優美を醸す山麗に鎮まる古峯神社はご祭神に日本武尊をいただく由緒深い神社です。
今を去る壱千参百四十年程の昔、隼人という方が、ご威徳を慕ってこの古峯ヶ原の浄地にはるばる都から神霊を招来、お祀り申し上げたと伝えられます。やがて日光山を開かれた勝道上人は、ここで修行を積み古峯の大神のご神威によって、日光開山の偉業を成しとげられたのです。
この縁起にもとづき、古峯神社を中心とする古峯ヶ原は日光全山26院80坊の僧たちが、修行に励む霊地となり、明治の初めの神仏分離令で現在の古峯神社となりました。ご祭神のお使いである天狗は飛翔して崇敬者にふりかかる災厄を除災するという古くからの信仰を集めており、天狗の宿として広く根深い信仰圏をもっています。

(※頒布のリーフレットより)

参拝情報

参拝日:2015/06/11

御朱印

初穂料:500円
授与所にて。

見開きで天狗の絵付きの御朱印を頂ける。
天狗の絵は色々種類があり、描いて頂ける神職さんがいる場合は指定も可能。

[ 天狗朱印一覧 ]

御朱印帳

初穂料:1,000円
授与所にて。

オリジナルの御朱印帳を2種類用意している。
青色を基調としたものとピンク色を基調としたもので神紋が入ったもの。

※筆者はお受けしていないので情報のみ掲載。

授与品・頒布品

交通安全御守
初穂料:1,000円
授与所にて。


交通安全ステッカー(小)
初穂料:─
授与所にて。
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歴史考察

古峯神社の総本社

栃木県鹿沼市の古峯ヶ原(こぶがはら)に鎮座する神社。
正式名称は「古峯神社(ふるみねじんじゃ)」になるのだが、地元の方や崇敬者は、「こみねさん」または鎮座地から「こぶがはらさま」と呼ぶ方が多い。
民間の信仰が篤く特に関東・東北の各集落に「古峯講中」「こぶがはら講」が存在する。
各地にある「古峯神社(古峰神社)」系の総本社になる。

天狗の宿としても有名。
最近では天狗の御朱印でも人気を博している。
一般でも参籠(宿泊)する事ができる。

修験道・日光発祥の地

御由緒によると当社の歴史は日光の開山と深く関わってくる。
特に神仏習合時代において、当社は大変重要な役割を果たしていたように思う。
日光山開山の祖と云われる勝道上人が当地で修行をつまれたことから「日光発祥の地」とも呼べるであろう。
その後も日光修験をする修験者達の休息場として使われていた。

古くは神仏習合であったので古峯ヶ原一体の鎮守であり修験道が盛んだったようだ。
鎌倉時代には日光山の金剛童子を神殿内に安置したため、「金剛峰権現」とも呼ばれていたようだが、明治になると神仏分離令によって神仏が離され金剛童子は日光山に移される事に。
さらには修験禁止令によって修験道も禁止されてしまう。

民間信仰・古峯講中

そこで現在の「古峯神社」の形へとなるのだが、その後も民間信仰は篤かったようで、今もなお「古峯講中」「こぶがはら講」が存在する。
これは村落単位に組織された代参者が交替で訪れお籠もり(宿泊)をするというもの。
境内にも「講」による碑や額が多数奉納されている。
特に関東・東北の集落に多く民間信仰の篤さを感じさせてくれる。
明治以降の旧社格では無格社という格式ながら、この民間信仰の篤さは、国家による旧社格と民間信仰との乖離を現しているとも言えるように思う。

日本最大級・巨大な大鳥居

当社に至るまでの参道は大変長く、約6km手前には「一の大鳥居」が立っている。

非常に巨大な鳥居で見えてきた瞬間にその存在感に驚かされる。
建設当初は日本最大だったそうで、いまも銅製としては日本最大の大きさを誇る。

緑と川の境内・茅葺屋根の社殿

境内は自然に囲まれて実に清々しい雰囲気。
広い敷地に整備された空間。
それでいて緑に囲まれ、川のありと、自然に包まれるという空間が本当に素晴らしい。

清浄な空気で身も心も洗われるように感じる。

大拝殿は茅葺屋根で素晴らしい造り。

屋根の上にも天狗がいるのでチェックしてみるとよいだろう。

社務所や授与所などは拝殿内に入っていくと奥にあるので、中に上がらせてもらえるのが嬉しい。

御朱印は拝殿内に入った奥にある授与所にて頂ける。
御朱印を集印している方には有名となった見開きで頂ける天狗の御朱印。
その数も多く、描ける神職さんがいる場合は選んでお願いする事もできる。
混雑時はかなり待つ必要もあるようだが、この日は平日の朝という事もあって、10分程で自分と家内の分の2つを描いて頂けた。(派手なものだともっと時間がかかるそうだ)
「他にも天狗の御朱印が色々ありますのでまた参拝しに来て下さい」と声をかけて下さった。

天狗の宿

当社は別名「天狗の社」とも呼ばれる。
拝殿内参籠室や廊下には所せましと天狗の面、扁額・威儀物(火ばし、下駄、わらじ、天狗人形)が掲げられている。
境内にも天狗の奉納碑なども。

これは崇敬者から心願成就の暁に奉納されたものだそうだ。
天狗は御祭神のお使いとして神使の立場になるのだろう。
(撮影禁止ではなかったようだが、拝殿内部なので撮影はしていない)

お籠もり用に宿泊施設も用意されている。

かなり広い大広間などもあり、食事などもお願いすると頂けるようだ。
さらに境内に郵便局があるのもちょっとおもしろい。

境内には「古峯園」という庭園も存在する。

こちらは有料(300円)ではあるが、自然を活かした庭園になっていて見事。

所感

古峯ヶ原という霊験のある場所に鎮座する当社。
自然に囲まれた清浄な空気は本当に素晴らしい。
古くから民間信仰が篤かった当社。
現在も関東圏の神社では「古峯神社(古峰神社)」の境内社を数多く見受ける事ができる。
それだけ信仰が広まり篤く崇敬を集めた証拠だろう。
この日も平日ながら大型バスなどで参拝や参籠に来ている方が多数いて、崇敬の篤さを感じさせてくれる。
距離はあっても何度でも訪れたくなるオススメで素敵な良社。

神社画像

[ 一の大鳥居 ]
[ 一の鳥居 ]

[ 二の鳥居 ]


[ 三の鳥居・社号碑 ]

[ 手水舎 ]

[ 参道・四の鳥居 ]

[ 境内風景 ]

[ 五の鳥居 ]

[ 石段 ]

[ 拝殿 ]

[ 天狗像 ]

[ 祈祷所・社務所入口 ]
[ 狛犬 ]






[ 神池 ]

[ 灯籠 ]

[ 天狗碑 ]

[ 石碑 ]

[ 古峯園入口 ]
[ 境内風景 ]


[ 参籠宿]
[ 売店 ]

Google Maps

    脚注
  • 当ブログに掲載している情報は筆者が参拝時の情報です。最新のものではない可能性がありますのでご理解下さい。
  • 当ブログ内の古い資料画像は「国立国会図書館デジタルコレクション」の「インターネット公開(保護期間満了)」から使用しています。
  • その他、筆者所有以外に使用した資料画像がある場合は別途引用元を明示しています。
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