小野照崎神社 / 東京都台東区

【神社情報】

小野照崎神社(おのてるさきじんじゃ)

御祭神:小野篁命・菅原道真命
社格等:村社
例大祭:5月19日


所在地:東京都台東区下谷2-13-14
最寄駅:入谷駅・鶯谷駅
公式サイト:http://onoteru.or.jp/

【御由緒】

 当社は今から凡そ千百餘年前の仁寿二年(852年)に上野照崎の地に創建されました。御祭神小野篁命が御東下の際、照崎の地に御遺跡を留められ、篁命が御逝去されると地元の人々が篁命を渇仰して、上野殿(諌議亭)と尊称し、地名を採り小野照崎大明神と祀り尊崇したのであります。その後上野寛永寺の建立に際し、坂本村の長左衛門稲荷神社の境内(現在の鎮座地)に遷祀されました。回向院より御配神である菅原道眞命御手刻の尊像を遷祀し、江戸二十五天神の一つとして尊崇されました。

 関東大震災、太平洋戦争の大空襲にも火難を免かれまして、神威益々加わり、昭和四十六年五月御鎮座千百二十年、御遷座三百五十年を祝して幣殿、拝殿の大修復、神楽殿の新築、境内の整備が行われました。当社は学問、芸能の神さまとして親しまれ、三年に一度の本祭には本社神輿が氏子中を練り歩き、氏子十八ヶ町会を始め、拾五ヶ町睦会、氏子青年会の奉賛活動を得て、江戸情緒豊かな賑わいが展開されます。
(※頒布のリーフレットより)
【参拝情報】

参拝日:2015/05/03

【御朱印】

初穂料:300円

社務所にて。

書ける神職様がご不在との事で書き置き(印刷)を頂いた。
朱印の押印や日付入れは丁寧にその場でして下さった。

小野照崎神社
【備考】

平安時代前期の公卿・文人である小野篁(おののたかむら)を祀った神社。
その反骨精神から野相公・野宰相とも呼ばれた人物で、凄まじい程の才能や逸話などが伝説に残る。
百人一首の11番や古今和歌集などにも選ばれているように、歌人としても才能に溢れていた方のようだ。
この事から学問の神として知られている。

そんな小野篁公を祀った神社は少なく珍しい御祭神と言えるかもしれない。
当社はさらに天神さまこと菅原道真公も御配神しているので、学問や芸能のご利益があると崇敬されている。

御由緒にあるように、創建は仁寿二年(852年)と古く、現在の地に遷座したのは寛永年間(1624年-1643年)の事。
天保年間(1834年/1836年)に発行された『江戸名所図会』にも遷座後の当時の様子が描かれている。

小野照崎神社江戸1 小野照崎神社江戸2


別ページに描かれていたものなのだが、左側の「小野照崎明神社」が当社。
右側の「入谷庚申堂」が現在の境内社(庚申塚)になる。
境内の規模としては現在とそう変わらないのが伺える。
むしろ現在のほうが境内社などが増え見どころも多そうだ。

規模としてはそう大きくはないのだが、現在も素晴らしい造形物などが多数存在している。
社殿は慶応2年(1866)造営と古く、戦災などを免れている貴重なもの。
柱に狛犬が彫刻されていたりと、造形もお見事。
境内社も見どころ多数。

「庚申塚」は上述しているように、古くは「入谷庚申堂」として別に崇敬されていた。
大阪四天王寺庚申堂、大黒山金剛寺庚申堂(京都八坂)と共に「日本三大庚申」と呼ばれていて、現在は当社の境内にて11基の塔が祀られている。

「富士浅間神社」として富士塚が残っている。
都内に残っている富士塚の中でも状態がかなりよく、国の有形民俗文化財の指定を受けている。
普段は登れないようになっているのだが、毎年6月30日と7月1日の2日間のみ、一般の登拝が開放される。

「稲荷神社」は、遷座前より当地の地主神として祀られていた古社。
他にも境内社がいくつか存在する。

学問・芸能の神様として古くから知られているが、最近は仕事運向上としても一部で知られている。
それは故人・渥美清がまだ無名だった頃、禁煙と引き換えに仕事が欲しい、といった願掛けをしたところ、その数日後に「男はつらいよ」寅さんの大役オファーがきたという逸話。
この事から願掛けに来る方も多いようだ。
(以前TVでこの逸話が紹介された時は、参拝者の数が数倍に跳ね上がったとか)

御朱印は社務所にて頂ける。
筆者がお願いした時は書ける神職様がご不在との事で、書き置き(印刷)のものならご用意できる旨を説明して頂き、せっかくなのでそちらをお願いした。
朱印などはまだ押されていないものだったので、その場で丁寧に押印して頂いた。

昭和56年より始まった、下町の八神社で構成される東京下町八社会に属していて、当社は「学問芸能」のご利益がある。
中には下町八社巡り(下町八福神参り)を行う方もいるようだ。
専用の色紙なども用意されていた。

雰囲気のよく手入れの行き届いた境内。
規模はそう大きくはないのだが、見どころも多数あり、この日も多くの方が参拝に訪れていた。
筆者も逸話にあやかり願掛けさせてもらったので、うまくいった暁には、お礼参りをしに訪れたい。

神社画像

[ 鳥居 ]

[ 手水舎 ]

[ 鳥居(西側) ]

[ 拝殿 ]

[ 狛犬 ]

[ 案内板 ]

[ 富士塚(浅間神社) ]

[ 庚申塚 ]

[ 西側参道 ]

[ 稲荷神社 ]

[ 百度石 ]

[ 灯籠 ]

[ 境内風景 ]

[ 神楽殿・神輿庫 ]

[ 社務所 ]

[ 案内板 ]

【Google Maps】

    脚注
  • 当ブログに掲載している情報は筆者が参拝時の情報です。最新のものではない可能性がありますのでご理解下さい。
  • 当ブログ内の古い資料画像は「国立国会図書館デジタルコレクション」の「インターネット公開(保護期間満了)」から使用しています。
  • その他、筆者所有以外に使用した資料画像がある場合は別途引用元を明示しています。
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