薬師神社(時の鐘) / 埼玉県川越市

【神社情報】

薬師神社(やくしじんじゃ)
時の鐘(ときのかね)

御祭神:大己貴命・少彦名命
旧社格:─
例大祭:1月12日


所在地:埼玉県川越市幸町15-8
最寄駅:本川越駅・川越市駅・川越駅
公式サイト:─

【御由緒】

 当神社は以前瑞光山医王院常蓮寺という寺であったが明治維新の折薬師神社となった。明治二十六年川越大火により時の鐘と共に焼失翌年再建された。御本尊は薬師如来の立像で高さ六十糎行基菩薩の作という。五穀豊穣・家運隆昌・特に病気平癒の御利益があり眼病には著しい効果がある。尚、向かって右奥の稲荷社は出世開運合格に著しいご利益がある。

◆時の鐘

 時の鐘は、江戸時代の初期、酒井忠勝が川越城主(1627~1634)のころに建設されたと伝えられています。その後何度か焼失し、現在の時の鐘は、明治26年の川越大火の翌年に再建されたもので、高さは約16mあります。平成8年には、環境庁の「残したい日本の音風景百選」に選ばれています。

◆薬師神社の由来

 薬師神社は、以前瑞光山医王院常蓮寺という寺でしたが、明治維新の折に薬師神社となりました。御本尊は薬師如来の立像で行基菩薩の作といわれています。五穀豊穣、家運隆昌、病気平癒、特に眼病にご利益があるといわれています。右奥の稲荷神社は、出世、開運、合格に著しいご利益があるといわれています。
(※境内の掲示より)
【参拝情報】

参拝日:2015/05/14

【御朱印】
社務所などもないため御朱印はないと思われる。(本務社は「川越氷川神社」)
【備考】
小江戸と呼ばれる川越の蔵造りの街並みを代表するシンボルとなっている「時の鐘」。
その時の鐘をくぐり奥へ進むと、こぢんまりと鎮座しているのが当社。
右手に手水舎、正面に拝殿、拝殿右隣に摂社の稲荷神社という構成。
元は「瑞光山 医王院 常蓮寺」というお寺だったそうだ。
文化・文政期(1804〜1829年)に編纂された『新編武蔵風土記稿』にも「常蓮寺」として載っている。
本尊は薬師如来であり薬師堂として親しまれていたのが分かる。
その後、明治の神仏分離により常蓮寺は廃寺に。
薬師堂は「薬師神社」と改称する形で現在に至っている。
神社になるにあたり、祭神は大己貴命・少彦名命となっているが、資料によると往時の本地仏として薬師如来像、脇士として日光菩薩像・月光菩薩像を安置している。
明治二十六年(1893)に起きた川越大火で、時の鐘と共に当社も焼失。(薬師像のみ運びだされたものの、その他一切焼失したとの事)
現在の社殿は翌年の明治二十七年(1894)に、時の鐘と共に再建されたものとなる。
ちなみに観光名所になっている「時の鐘」は、元は「常蓮寺(現・当社)」の山門として建立されている。(川越藩藩主によるもの)
地元では時の鐘を「鐘撞堂」と呼ぶ方もいらっしゃるようで、その呼び名からも寺院時代を思わせてくれる。
そのため川越大火で焼失した後も、当社はセットで再建されたのであろう。
再建の時は、地元の川越商人を始めとする市民の方々が主導して募金を募り、川越に縁のある政治家や実業家、さらには明治天皇の下賜金など、多額の援助金が集まったため、翌年に再建できたというエピソードがあり、川越市民にとって大切なシンボルだった事が伺える。
当社は現在「川越氷川神社」の兼務社となっているため、例大祭の日は「川越氷川神社」の神職さんが来る様子。
病気平癒のご利益があり、特に眼病に霊験あらたかとされているため、「め」の字が2つ向き合って並んだ「むかいめ」の絵馬を奉納する事ができる。
この絵馬は、境内横(ほぼ隣接している)の和菓子屋「福呂屋」で購入可能。(500円)
ちなみに川越市を舞台にしたアニメ「神様はじめました」では、当然「時の鐘」が登場するようだ。
境内の絵馬にもチラホラとそういったイラストが描かれた絵馬を見受けられた。
当社境内から時の鐘を見ると、時の鐘の後ろ側から見る事ができ、絶好の撮影ポイントとなっている。
時の鐘は現在、自動仕掛けで1日4回(6:00/12:00/15:00/18:00)鳴り、当社の境内からは鐘つきの棒が自動で動くのがよく見えるため、その時間に訪れるとなお楽しめる事だろう。
そんな時の鐘お目当てで川越観光に来ている方で賑わっている事が多い境内。
境内に入って時の鐘を撮影するだけで参拝されない方の姿もかなり見かけたのだが、時の鐘と同じくして再建され、元は薬師堂という面白い歴史を持った神社なので、一緒に参拝してみるのがよいと思う。

神社画像

[ 時の鐘 ]

[ 社号碑 ]

[ 手水舎 ]

[ 拝殿(社殿) ]

[ 時の鐘(裏) ]

[ 稲荷社 ]

[ 案内板 ]

【Google Maps】


    脚注
  • 当ブログに掲載している情報は筆者が参拝時の情報です。最新のものではない可能性がありますのでご理解下さい。
  • 当ブログ内の古い資料画像は「国立国会図書館デジタルコレクション」の「インターネット公開(保護期間満了)」から使用しています。
  • その他、筆者所有以外に使用した資料画像がある場合は別途引用元を明示しています。
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